切らない眼瞼下垂術と二重埋没法の違い
埋没法では、まぶたの一部を糸で止めて二重を作りますが、切らない眼瞼下垂術では、緩んだ眼瞼挙筋(挙筋腱膜)を瞼板に引き寄せる事で、綺麗な二重と眼の開けやすさを実現します。
二重埋没法はまぶたに二重のラインをつくる施術になるため、目の開きにくさなどは改善することは難しくなります。眼瞼下垂の症状がある方は眼瞼下垂の手術で改善しましょう。
二重整形の埋没法とは
埋没法とは、髪の毛よりも細い医療用の糸をでまぶたの内側を針で縫って二重ラインを作る方法です。腫れや内出血などダウンタイムが少なく、体への負担が少ない方法です。
切らない眼瞼下垂(スーパー埋没法)とは
切らない眼瞼下垂(スーパー埋没法)とは、まぶたを持ち上げる筋肉の緩んだ眼瞼挙筋や挙筋腱膜を糸で瞼板に引き寄せ固定します。切らない眼瞼下垂も腫れや内出血が少なく、ダウンタイムが短い治療です。
切らない眼瞼下垂術と二重埋没法の比較
切らない眼瞼下垂術 | 二重埋没法 | |
---|---|---|
診断方法 | 眼瞼下垂の症状があると診断された場合のみ適応 | 患者様のお悩み・ご希望に応じて最適な二重のラインをご提案 |
治療のポイント | 緩んだ眼瞼や挙筋腱膜を糸で瞼板に引き寄せ固定して、まぶたを開けやすくする | まぶたの内側を針で縫って二重ラインを作る |
ダウンタイム | 腫れは約1~2週間ぐらいで引きます。 | 腫れは1~2週間ぐらいで引きます。 |
対象 | 眼瞼下垂症重症度分類の軽〜中等度 | 二重のラインを作りたい方 |
デザイン | 「目を開きやすく」することを重視 正確なシミュレーションでデザインします。 |
左右差や顔と目のバランス、目の開き具合などの美容的観点から二重のラインをデザインします。 |
費用(両目) ※当院比較 |
250,000円(税込275,000円) | 150,000円(税込165,000円) |
<眼瞼下垂の症状>
- 以前より目が小さくなった
- まぶたが垂れ下がって視界が遮られている
- 上を見ると額にシワが寄る
- まぶたが重くて開きにくい
- 肩こりや頭痛がひどい
- 眉毛を挙げないと眼が開けにくい
切らない眼瞼下垂術と二重埋没法の違いについてのよくある質問
- Q 切らない眼瞼下垂と二重整形(埋没法)の手術の違いは何ですか?
- A 二重まぶた埋没法では、まぶたの一部を糸で固定し、二重をつくることが目的です。切らない眼瞼下垂では、緩んだ眼瞼挙筋(挙筋腱膜)を瞼板まで引き寄せることで、目の開きやすさの改善を目的としています。
二重の埋没法では緩んだ眼瞼挙筋(挙筋腱膜)の引き寄せ操作をしないので目の開きにくさなどを改善することはできません。 - Q 眼瞼下垂は埋没法で治りますか?
- A 眼瞼下垂は上まぶたを上げる挙筋が徐々に緩んでくるために起こります。眼瞼下垂の手術では緩んで離れてしまった挙筋を瞼板に縫いつける手術を行います。二重の埋没法では挙筋を治療しないため、眼瞼下垂の改善は望めません。
- Q 切らない眼瞼下垂の効果はどのくらい持続しますか?
- A 当院で受けた切らない眼瞼下垂(スーパー埋没法)の手術の持続期間のおおよそ5~10年になります。加齢により変化には個人差があり、また生活環境もかなり影響するので、あくまでも参考とお考え下さい。
- Q 切らない眼瞼下垂は元に戻りますか?
- A 切らない眼瞼下垂の効果の持続期間は5~10年ですが、加齢による変化や生活環境の影響(ケガなど)で眼瞼下垂症が進行すると、元に戻る場合があります。
─ DOCTOR COMMENT ─ドクターコメント
切らない眼瞼下垂症手術と二重の埋没手術の違いは、解りずらいとよく言われます。
大きな違いは、緩んだ挙筋腱膜を瞼板に固定するかしないかの差です。この固定が上手く出来ますと、中程度ぐらいまでの眼瞼下垂は劇的に症状が改善しますし、二重瞼も綺麗に出来ます。
切らずにこの固定をする事は技術的にかなり難しいと言われていますが、決してそんな事はありません。腫れも少なく効果もしっかり出ますので、これが最も理想に近い手術と思います。二重の埋没法では挙筋腱膜を瞼板に固定しないので、眼瞼下垂の症状は改善されません。