院長 立花 勇 Isamu Tachibana
1982年に国立の徳島大学医学部を卒業と同時に医師免許を取得し、当初は大学病院で臨床と研究に従事しました。
しかし、日増しに臨床重視の姿勢が鮮明となり、改めて主要各科目を経験。その後、関西医科大学の形成外科にてレーザー治療や手術に励み、94年、立花クリニックを開院しました。
院長の印象は顔立ちは少しいかついが、根は優しくて患者思いである。
私が好きな手術は、まぶたの手術で特に眼瞼下垂症の手術は得意です。
30年前の研修医時代に出会った眼瞼下垂症の患者さんは、自分の指で両まぶたを開かないと、自力で開瞼できない重度の眼瞼下垂症でした。しかし、当時はその疾患についての知識も経験も無く、結局何も治療できなかった。もし今、その患者さんが目の前に居れば・・・という悔しい想いが、いつの間にか私をこの手術に惹きつけたのかも知れません。
患者様に喜んで貰うには手術が上手でなければならない。その為の独自の訓練は欠かさない。その上で常に最新の知識や技術を身に付ける努力を惜しまない、という気持ちで日々精進しています。
最近は眼瞼下垂症に対して患者さんや世間の関心も高まっていますが、まだ病気の意味を正しく理解されているとはいい難い状況です。お医者さんでさえ、単なる二重まぶたの手術と眼瞼下垂症の手術を区別出来ない先生も居られるぐらいです。
私達は手術に取り組むと同時に、『まぶたが開けにくい』という症状を『年のせいだから仕方ない』と決め付けず、手術で治せる事を解り易く説明する義務が有ると思っています。
学会発表と論文
- 1996年
- ウルトラパルスCO2レーザー(UPC)をシワ取り治療に導入。
アメリカで大流行したシワ取りレーザーを、日本人向けに治療法を改良し実用化した。 - 1998年
- 日本美容外科学会(大阪)で発表
『ウルトラパルスCO2レーザー(UPC)で顔のシワが減り、ニキビ跡の凹凸が改善された』
レーザーでシワが取れ、ニキビ跡の凹凸治療に効果がある事が学会で発表されました。 - 2000年
- 医学雑誌『形成外科』に論文を掲載
『顔の若返りとしてのウルトラパルスCO2レーザー(UPC)』
論文に掲載した事でウルトラパルスCO2レーザー(UPC)にシワ取り効果がある事が客観的に証明された。
その後ウルトラパルスCO2レーザー(UPC)をレーザーメスとして応用。従来のメスに比べて手術中の出血が格段に減り、手術時間や手術後の腫れの期間が大幅に短縮された。まぶたは血管が豊富なので手術中の出血が多く、その対策が課題であったが、これによりその問題がほぼ克服された。細かい操作が必要な眼瞼下垂症の手術では特にそのメリットが大きい。